サイクロンシステム(GC型)

特長
GCサイクロンは、独自機構により供給液の変動があってもアンダーフローを常に安定状態に保ちます。これにより、従来方式では難しかった“高精度で安定した連続運転”を実現しています。
- スピゴットレギュレーター(逆止弁)の採用
アンダーフロー部にゴム製の逆止弁を設置。堆積した粒子の重みが負圧に勝ったときだけ排出されるため、空気が混入して渦を乱す「エアーコラム」が発生しません。 - サイフォン効果による負圧維持
オーバーフロー配管をシールタンクの水中に沈め、外気を遮断。本体の高低差を利用したサイフォン効果により、内部を常に負圧状態に保ちます。 - 自動負圧調整装置による最適化
配管内のサイフォン圧を自動制御することで、供給条件が変動しても一定の分級効率をキープします。
内部は天然ゴムライニングが施してあり耐摩耗性に優れ、パーツ毎に分かれており部品交換も簡単にできます。


用途
- 高圧投入によるシルト系粒子の洗浄・剥離と砂の研磨効果
- 泥分の多い原料の分級
- プラント排水の微粒分回収による排水処理設備の負担軽減など
原理
サイクロンに圧送された原液は、内部で発生する強い遠心力によって分離されます。重い粗粒子は周壁部に集まり、旋回しながら下方へ沈降・排出される一方、軽い微粒子は中心部に引き寄せられ、オーバーフロー部から排出されます。
一般的な湿式サイクロンでは、オーバーフローおよびアンダーフローの出口が開放型であるため、濃度・粒度・流量の変動によってアンダーフロー形状がロープ状やスプレー状に変化し、運転が不安定になりがちです。
これに対し、当社サイクロンは独自構造によって常に安定した運転を実現しています。
オーバーフロー配管の先端をシールタンクの水面下に挿入することで外気と遮断し、さらにアンダーフロー部にはゴム製逆止弁「スピゴットレギュレーター」を装着しています。
本体を高所に設置することでオーバーフロー配管内にサイフォン効果が生じ、サイクロン内部は常に負圧に保たれます。分級された粗粒子はスピゴットレギュレーター内部に堆積し、その重量が負圧(弁を閉じる力)を上回った瞬間にのみ排出される仕組みです。
この機構により、一般的な開放型湿式サイクロンで問題となる空気の混入(エアーコラム)を防止し、常に一定条件で安定した運転が可能となります。さらに、オーバーフロー配管に自動負圧調整装置を備えることでサイフォン効果を一定に保ち、極めて高い分級効率を維持できます。
サイクロンシステム構造図

サイクロンアンダー(粗粒子)

納入例

標準仕様
| 型式 | GC-3型 | GC-6型 | GC-10型 | GC-15型 | GC-17型 | GC-20型 |
| 処理液量(㎥/min) | 0.06~0.1 | 0.09~0.3 | 0.25~0.9 | 0.8~2.2 | 1.6~3.0 | 2.5~5.0 |
| 分級点(D50μ) | 10~20 | 20~40 | 30~60 | 40~80 | 50~100 | 60~120 |
※D50μ=50%回収率
